がっちりマンデー 22年8月7日放送 儲かる!農業1億円プレイヤー!感想

ビジネス

こんにちはミュッセです。

今回の記事はTBSテレビがっちりマンデー

8月7日放送 タイトル「儲かる!農業1億円プレイヤー!」について

農業法人も経営するミュッセの経営者の視点を交えながら、まとめてみたいと思います。

出演MC:加藤 浩次さん 進藤 昌子さん
ゲスト:森永 卓郎さん ウド鈴木さん(キャイ〜ン)

ウド鈴木さんのご実家は山形の米農家。
今は弟さんが会社を継いで、米を生産してるそうです。

ウド鈴木さんの実家がつくる「おやじの米」↓

お茶の水にもおにぎり屋さんをオープン「すずのおむすび

この記事を読むことのメリット
  • 売り上げを上げたい農家の発想がわかる
  • 〇〇をすることは最早必須!?

農業というと、きつくて大変、儲からない!

日本の農家の人口 2000年から約半分まで減少。

しかし、やり方次第で農業1億円プレイヤーはゴロゴロいる!

番組ではその秘訣にせまるという内容。

農業に革命を起こして1億円超え!

ここでは3社紹介

レンコンをカットして1億超え!

茨城県にある「株式会社山口Farm」はレンコンを栽培する農家。

億超えの秘訣はレンコンをカットして珠にすること

従来の蓮根農家は数珠繋ぎのまま出荷しており、理由としては手間もあるがカット部分からすぐに変色してしまうこと。

それだとレンコンのカットは各スーパーなど、小売の現場で行われ手間がかかる=仕入れ値を叩かれやすい

山口Farmさんでは、珠にしたレンコンを特殊な真空パックを施すことで、ガスの発生も抑え変色も1週間は保つそうです。

その真空パックの技術は他にも応用が効き、今まで数珠繋ぎだと傷がついたB品は出荷できなかったレンコンも、傷を切ることでA品になり出荷が可能になったという。

サツマイモをペーストにして2億越え!

石川県にある「有限会社かわに」ではさつまいもを栽培し、3年目1億超え、13年目で2億超えを達成。

作っている品種は五郎島金時 一番水分が少ないさつまいもとのこと。石川県のみで栽培されている品種。

このさつまいもをペーストにすることで、2億円を達成。

作られたペーストはお菓子屋さんの生地に使われたり…大福のあんに混ぜたりとスイーツの材料に使われている。

自社でもスイートポテトを作っており、一年間で22、3万個売れている。

使われる理由は味が違い、周りにくっつかず混ぜやすいこと。先ほどの水分量が少ないという特徴が生きた形。

ペーストの作り方にコツがあり、通常蒸してつくるペーストを逆にオーブンに入れて水分を飛ばした上でペーストにしているそう。

焼き芋ベースのペーストは市場の5%しかなく、理由は焼くことで歩留まりが65%と量のかさが減ることが企業参入がしづらいこと。

興味深いのは、農業生産部門の利益率が2%に対し、ペーストにすることで利益18〜22%に上がる点。

加工をすることで、農作物=キロ単価でしかみられない商品が価格決定権を持つことを強調しています。

五郎島金時の商品はこちら↓

1個100円のえのきで10億超え!

宮崎県宮崎市にある「株式会社加藤えのき」は工場でえのき栽培をして10億超え。2代目社長になってから、14年目で1億ちょっとの売り上げから一気に10億を達成。

しかし、えのきで儲けるのは易しくない。理由として、差別化がしにくい商品なので価格を上げづらいとのこと。

しかし、10億を達成した社長が語るポイントは3つ。

生産性を上げて、量をとる!

通常工場生産で使用するボトルの大きさを1.5倍にし、収穫量を上げたとのこと。ボトル自体は特注。そのため工場の機械やカゴの形まで特注の規格サイズに合わせて作り直している。

ちなみに、ミュッセも舞茸工場の承継を持ちかけられ、工場見学をしたが、確かに通常規格のサイズは決まっている。
しかもおそらくだが、植菌の規格も特注にしているかと思われる。
きのこは秋口に売り上げが上がる傾向があり、そのピーク時に一年間の売り上げをとっていくそう。
なので、ピークに合わせた増産ができる体制は会社の売り上げを大きく左右する。

グラム数を細かく分けて販売!

通常スーパーでは200gの規格で販売、それを50gから500gまでサイズを分けて販売、ニーズの多様性に応えることでさらに売り上げがアップ。
さらに長さを長くした、パスタえのきを開発し、えのきでパスタを開発。
番組でもMCの皆様が仰ってたように、食感がシャキシャキ、糖質も抑えられ非常に好評とのこと。

居酒屋と開発し、食べ方を変えた!

塚田農場を共同開発をし、えのきの石突きでステーキを開発

秋冬限定で六年間で24万食を販売!ステーキえのきとして、スーパーでも販売を開始。
ここでボトルを大きくした相乗効果もあり、大きな石突きのステーキは加藤えのきだけの販売と差別化を図っています。

感想、まとめ

ここまでいかがでしたでしょうか。
ミュッセなりの番組が伝えたかったポイントまとめてみました。

  • 農家は加工することで売り上げが変わる
  • 大事なのは規格に捉われない発想
  • 工夫次第で農家は儲かる

ミュッセも農家をやっているので、一次生産物はキロ単価でしか基本見られず、品質とか関係なく価格決定権もありません。

ここが農業がきつくて儲からない原点となっています。

正直、これから農家をやりたい!という相談には、支出が先行するからあまりオススメしないような言い方をしてしまいます。

流通、小売との接点を持っている事業者が強い業界ですが、加工をすることによりターゲットをズラし、加工という手間を付加することで、価格提示ができる関係になること。

加工にして、会社を飛躍させた例として、農家グランピングでもこの季節よく紹介されるThe Farmさんも同じことを仰ってました。

しかし、その発想のタネに気付けるかは難しいところ。

常に新しい視点で物事を捉えること、柔軟な発想で決断したことを促進していけるかどうかが、売り上げを伸ばしていくコツのように感じました。

過去に撮り溜めたがっちりマンデーの番組もこれから徐々に紹介できればと思います。

それでは、また。

見逃し配信はこちら↓


コメント

タイトルとURLをコピーしました